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勝浦朝市で空き家不用品バザー 地元児童ら声上げ義援金集める

不用品が完売し記念撮影をする勝浦市立上野小学校児童たち。販売中は義援金ポスターを掲げ、皆声を上げた

不用品が完売し記念撮影をする勝浦市立上野小学校児童たち。販売中は義援金ポスターを掲げ、皆声を上げた

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 勝浦市立上野小学校(勝浦市植野)の児童たちが3月10日、勝浦朝市で、空き家から出た不用品を活用したバザーを開いた。

空き家から出た不用品は、食器など小物をはじめ絵画や掛け軸などの骨董(こっとう)品も。児童らが手入れし、さまざまな品が並んだ

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 同企画は、同6年・石井理菜さんの空き家問題などの解決に向けた発案がきっかけ。仲間たちと共に半年間かけて情報収集を行い、昨年、同市で行われた「まちづくり提言」で市長に提出し実現した。

 バザー前日には、興津にある築58年の空き家で児童たちをはじめ、市職員、市内外からのボランティア総勢20人で不用品の整理を行い、当日のバザーに臨んだ。

 バザーでは児童たちの積極的な呼びかけに多くの客が足を止め、商品は完売。売上3万4,400円は児童たち自らの希望で全額、石川県能登半島災害義援金として送ることになった。

 発案者の石井さんは「自分の提案で皆が一緒に頑張ってくれた。声を出すのは恥ずかしかったが、足を止めてくれる人もいて、うれしかった。これからも勝浦を良くするために何かやっていきたい」と振り返る。

 同市地域おこし協力隊で空き家対策担当として今回の企画に尽力した梅原慎吾さんは「今回の企画が実現できたのは、子どもたちの真剣な気持ちやそれまでの行動という土台があったからこそ。一見難しいと思われる空き家対策などの地域課題も、子どもたちの気持ちを受けて楽しく面白く解決していけるのではないかと背中を押された」と話す。
 「今回の空き家整理やバザーは勝浦のまちづくりの取り組みの第一歩となったのでは」とも。

 児童たちと共に今回の企画に取り組んだ同市企画課移住・定住支援班の喜瀬知有良(ちゆら)さんは「上野小の子どもたちと一緒になって頑張れて、個人的にも勇気をもらった。何かを頑張っていれば必ず誰かが応援してくれる。これからの勝浦の未来に向けて、子どもたちにとって、そう感じる体験になったのであればうれしい」と話す。

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