千葉県立大原高校の生徒が育てたカーネーションが5月10日、「土曜マーケット」(いすみ市大原)で販売された。
同校は、総合学科として2年次から普通系列、園芸系列、海洋科学系列、生活福祉系列の4つの系列を選択し専門知識を学ぶ。園芸系列は、野菜、果樹、草花の3つのコースに分かれ、週2日、岬実習場の果樹園や畑、ビニールハウスで栽培などに取り組んでいる。草花コースは2年生4人、3年生6人で季節に合わせた花を栽培している。
カーネーションは、10月に苗を購入し約半年かけて育てる。4月から5月にかけて出荷時期を迎え、近隣の小中学校や関係者、実習場での対面販売、近くの長者商店街で出張販売を行う。今年は800鉢を栽培し、新たな販売機会を探していたところ、「土曜マーケット」での販売が決まった。
同マーケットは、大原漁港近くで毎週土曜日の8時から開かれる朝市。地元で水揚げされた魚介類や野菜などの農産物、加工品などを販売する店が並び、漁師や事業者との会話を楽しみながら買い物ができる。
当日は、カーネーションの販売を聞きつけた人の列が8時の開場前からできた。「母の日」に向けて買い求める人も多く、70鉢用意したカーネーションは開場後20分ほどで完売した。同校2年の鈴木里奈さんは「兄が同じ高校の出身で園芸系列草花コースを選択していた。祖母が花を育てていたこともあり、興味を持ち同コースを選択した。実習場などでの販売経験はあったが、このエリアでのこのようなイベントに出向いて販売するのは初めて。今日は大勢の人が来てくれて驚いた。またやってみたい」と話していた。
同校の川崎孝之教諭は「カーネーションの栽培は毎年恒例。立体感が出るよう工夫しながら、生徒たちと一緒に一鉢一鉢、丁寧に育ててきた。今回、多くのお客さまと接することができ、とてもいい機会になったのでは。これからマリーゴールドやサルビアが出荷の季節を迎える。今後も生徒たちと一緒に栽培に取り組んでいけたら」と意気込む。