1泊2日の研究合宿を通じて科学的思考力を養う「自由研究プログラム」が4月27日・28日、山と田んぼに囲まれた一軒家の宿「ナナクニヤマMINKA」(いすみ市国府台)で開催される。
昨年8月にいすみ市で地域の小学生を対象に実施した日帰りプログラムの様子。当日は、ダンゴムシの採集に始まり、実験のデザイン、実験、考察発表までを行った
主催は、千葉大学の学生が立ち上げた有志団体「千葉大NESO(Nature Experience Support Organization)」。次世代を担う子どもたちの科学的思考力を養うことを目標に地域活動を展開している。
今回のプログラムは、現役千葉大生がマンツーマンで研究指導し、アカデミックな研究体験の場の提供を目指す。地域の特色を生かした自然体験型学習プログラムで、そのまま学校へ提出できる自由研究課題に取り組む。
代表の奥山登啓さん(千葉大学大学院修士1年)は「自由研究はあくまで「『手段』。課題を見つけ解決しようと悩む過程で科学的思考力は養われる。毎日、自分の研究と向き合い頭を悩ませている現役の大学生だからこそ、子どもたちの学びの扉を開くことができると」と話す。
奥山さんは「(このプログラムを通して)次世代を担う子どもたちが自ら考え、実行する楽しさを実感し、将来のキャリアを自ら切り開くきっかけになれば」と参加を呼びかける。
対象は小学3年生~中学3年生。料金は3万円(宿泊・食事・材料費込み)。要事前予約。定員になり次第、受付終了。