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いすみの福祉施設「ピア宮敷」で納涼祭 子どもたちの夏の思い出に 

理事長の内野さんと職員。会場前に手作りの看板を設置した

理事長の内野さんと職員。会場前に手作りの看板を設置した

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 「納涼祭ピアフェスタ2024」が7月27日、ピア宮敷(いすみ市岬町岩熊)で開催される。

世代問わず、皆で輪になって盆踊りを楽しむ様子(写真提供=ピア宮敷)

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 主催は障害者支援施設「ピア宮敷」。同施設が開所した2001(平成13)年に第1回を開催し、今年で23年目になる。

 同イベントが始まったきっかけは、施設近くにあるいすみ市立古沢小学校で開催されていた夏祭りがなくなってしまったこと。同施設を運営する社会福祉法人「土穂会」の内野浩二理事長は「古沢小学校とは、施設前が通学路であることや、施設利用者と一緒に農作業などを行うなどの交流がある。子どもたちの夏の思い出の一つになればと思い納涼祭を始めた」と振り返る。

 毎年、施設関係者だけではなく近隣住人も来場しにぎわう。自転車に乗って遊びにくる子どもも多い。昨年は500人が来場した。

 同市内に拠点を置き、第1回目のピアフェスタから出演する「和太鼓凪(なぎ)」、同じくフラダンスチーム「Halau Na Lehua o Laulea(ハウラ・ナ・レフラ・オ・ラウレア)」のパフォーマンスを毎年楽しみにしているファンも多い。施設利用者による「よさこい」の披露もある。「毎年、納涼祭で披露することを楽しみに練習に励んでいる」という。

 内野さんは「子どもの頃に遊びに来て、高校生になって手伝いに来てくれた人もいた。20年以上も続けていると、施設利用者やその保護者も高齢化してきた。形を変えながら多くの人に支えて頂きながら、開催を続けていきたい」と話す。今年も大原高校の学生や福祉について学ぶ大学生が手伝いに来るという。

 当日は、焼きそばやカレー、フライドポテトなどの模擬店が並ぶほか、切り出した竹を使った「流しそうめん」も体験できる。ものまねライブや餅投げも予定。

 「当日は施設内の食堂を開放し、利用者さんが描いた絵も展示する。どなたでも気軽に納涼祭を楽しんでもらえたら」と来場を呼びかける。

 開催時間は16時~19時。入場無料。雨天中止。 

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