![(右から)市職員の喜瀬さん、地域おこし協力隊の金沢さんと大和田さん](https://images.keizai.biz/sotobo_keizai/headline/1739491378_photo.jpg)
「勝浦市地域おこし協力隊活動報告展示会」が2月22日、勝浦市芸術文化交流センター「キュステ」(勝浦市沢倉)で始まる。
同市では、都市から過疎地域に移り住み地域のさまざまな取り組みを行う「地域おこし協力隊」の採用を2012(平成24)年に開始。現在までに7人が着任し、そのうち4人が現在、活動している。
同市企画課移住・定住支援係の喜瀬知有良さんは「隊員それぞれが、日々、さまざまな活動に取り組んでいるが、その取り組みについて地域の人が知らないことが多い。以前からこのような企画ができないかを考えていた」と話す。
同展示会は、2021年に着任した移住・定住プロモーション業務担当の大和田里奈さんが中心となり企画、各隊員・市職員と共に準備を進めてきた。大和田さんは「喜瀬さんは市内にある国際武道大学卒業後、地元に帰ったが勝浦に戻ってきた人。同じ移住者として話がしやすい。月に1度、定例会議があるが、それ以外でも、とにかくいろいろな話をする。そこからアイデアが生まれてくることが多い」と話す。
当日は、隊員紹介とそれぞれの活動内容をまとめたパネルを展示する。期間中の土曜・日曜・祝日は大和田さんのほか、農業支援スタッフの金沢圭憲さんと嶋田靖泰さん、移住定住促進空き家活用推進業務担当の梅原慎吾さんが常駐し、来場者を迎える。金沢さんは「普段農業関係者との接点はあるが、それ以外の人との接点が少ない。この機会に、地域内外問わず、多くの人との出会いにつながれば」と期待を込める。
喜瀬さんは「展示会を通し地域の人たちが隊員たちの活動について知り、今後の応援につながっていけば。会場は、同市最大の春のイベント『かつうらビッグひな祭り』の展示場所の一つ。大ホールでの展示は6年ぶりなので、併せて見に来てもらえたら」と来場を呼びかける。
開催時間は9時~19時。来場には「2025かつうらビッグひな祭り」入館料として500円が必要。勝浦駅まで電車利用の場合、土曜・日曜・祝日に限り入館無料。3月3日まで。翌4日からは、勝浦市役所で展示する。