「全日本ライフセービング東日本予選」が9月15日・16日、御宿海岸で開催された。
事故防止・救助活動を続ける全国のライフセーバーたちの活動成果を、ライフセービング競技を通じて披露するのが目的。10月6日・7日に片瀬西浜海岸(神奈川県藤沢市)で行われる「第44回 全日本選手権大会」に向けての予選となっている。
東京都、神奈川県、千葉県、茨城県から37チーム874人の選手が参加。千葉県・茨城県のチームを「東日本A」(14チーム364人)、東京都・神奈川県のチームを「東日本B」(37チーム510人)に分け、競技を行った。
会場に設けられたオーシャンエリアで、サーフレースやサーフスキーレース、ボードレースなどの個人種目と、レスキューチューブレスキューなどの団体種目が行われた。ビーチエリアでは、ビーチフラッグスやビーチスプリント、2キロメートルビーチランなどが競われた。
同大会副実行委員長で「Lifesaving World Championship 2018」日本代表選手団の監督を務める佐藤文机子(ふきこ)さんは「御宿会場は長いことお世話になっている。町としてのホスピタリティーに感謝をし、ありがたく会場を使わせてもらっている」と話す。「ライフセービングスポーツがまだまだ普及していない地域もある。子どものときから競い合うスポーツとしてのライフセービングを知ってもらい、全国への普及につながれば」とも。
全ライフセーバーに向けて、佐藤さんは「自分たちが何のために頑張っているのか。その根底にあるものを大切にし、ライフセーバーとしてのプライドを持って、日々目標に向かって精進してほしい」と話す。