本と音楽をテーマにした駅前イベント「大原文化ストリート」が3月20日、大原駅前商店街で初めて開催される。
松村さんが店主を務める「北土舎」では千葉県内の職人が制作した工芸品などが並ぶ。イベント当日は、アコースティックミニライブを開催
同イベントは千葉県内の工芸品や手仕事品を販売する「北土舎(ほくとしゃ)」(いすみ市大原)店主の松村剛さん、読まなくなった本をいすみ鉄道と地域のために活用している「い鉄ブックス」事務局の三星千絵さんらを中心とする実行委員会が、図書館や映画館、美術館がない同市内で「文化的」なイベントを開催したいというアイデアから企画。
古本市やミニライブのほか、織機でのしおり作りなどのワークショップを開催。同市内では初めてとなるストリートピアノも設置し、自由に演奏できる場を設ける。イベント会場は北土舎とその周辺にある計4エリアに分かれており、歩きながら会場を巡ることができる。
い鉄ブックスでは「レンタルスペースNARUSE」(大原)で、「大原古本市」を定期的に開催している。今回古本市に参加する書店とも交流があり、「地域に愛着がある本が好きな人たち。店ごとにテーマのある本のセレクトにも注目してほしい」と三星さんは話す。
松村さんは「街のにぎわいにつながればと商店街の人たちも協力してくれた。イベント会場周辺にも飲食店や小売店があるので、ぜひ商店街を歩いてほしい」と参加を呼びかける。
開催時間は10時~15時。小雨縮小開催・荒天中止。