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いすみ市在住・中島デコさんがエッセー本 「持続可能な生き方」考える契機に

執筆を通し、自身もこの20年を振り返るきっかけになったという中島さん

執筆を通し、自身もこの20年を振り返るきっかけになったという中島さん

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 いすみ市在住のマクロビオティック料理研究家、中島デコさんの新刊出版記念イベントが3月31日、「Brown’s field (ブラウンズフィールド)サグラダコミンカ」(いすみ市桑田)で開催された。

編集者の吉度さん、中島さん、歌手のyaeさんのクロストーク。会場には多くの人が集まった(画像提供=冨本浩平さん)

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 当日は、鴨川市在住で半農半歌手Yaeさんのミニコンサートやドキュメンタリー映画「つ・む・ぐ」の上映会のほか、中島さんとYaeさん、編集者の吉度ちはるさんのクロストークも開かれた。

 今年1月に発売された中島さんの新刊「中島デコのサステナブルライフ~人も地球も心地よい衣食住・農コミュニティ」(パルコ出版)は、約1年かけて執筆した書き下ろしで、20年ぶりのエッセーとなる。

 中島さんは1999年、同市に家族で移住し田畑付き古民家スペース「ブラウンズフィールド」始めた。現在は世界各国から集まる若者たちと共に、持続可能な自給的生活を目指し暮らしている。 カフェ「ライステラスカフェ」や宿「慈慈の邸(じじのいえ)」を運営するほか、農や食に関するイベントも多数開催している。

 「ここでの暮らしを通し気付いたことは、自分は人と自然の中で生かされているということ。いろいろなことに日々世話になっている。関係性の中でバランスを取って生きていくことは難しい部分もあるが面白い」とも。

 同書では「自分が日々感じていること、思っていることを書きつづった」と中島さん。「本をきっかけに、持続可能な生き方、暮らし方について少しでも考えてもらえたら。ブラウンズフィールドのことも知ってもらえたらうれしい」と話す。

 仕様は四六判、224ページ。価格は1,980円。

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