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房総発の食ブランド「FUSABUSA」、鴨川の工房で直営ストア兼カフェ

店主の小野薫さん。店内には自家製グローサリーやセレクト食材などが並ぶ

店主の小野薫さん。店内には自家製グローサリーやセレクト食材などが並ぶ

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 自然と調和する房総発のフードブランド「FUSABUSA(ふさぶさ)」(鴨川市釜沼、TEL 04-7094-5747)が自社のアトリエ「naya」でグローサリーストア兼カフェの定期営業を始めて、3月10日で1カ月がたつ。

納屋で保管してあった生活什器でしつらえた客席

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 同店では、通販や卸売りのみで販売していた自社製造の食品加工品や国内外の食雑貨を試食や体験を通じて販売するほか、それらを使ったメニューを提供する。

 店主の小野薫さんは夫の智之さんと共に2011(平成23)年7月、同市内で飲食店を開業。かねて構想していた「房総発のグローサリーブランドを作りたい」という思いから2019年2月に閉店し、実家の古民家の納屋を食品製造工房として改装。2019年秋、通販や卸売りで商品の販売を始めた。

 「自然と調和した食を共有することで、自然を軸とした循環の担い手となる」ことをテーマに地域で採れた食材にこだわり続け、創業時からの人気商品「たまちちぷりん」や「房総ブイヤベース」をはじめ、地元食材を生かした商品を生み出してきた。

 規格外の未利用魚を含むアジやイワシを原料した魚醤(ぎょしょう)と、地元の銘柄米「長狭米」の米こうじを発酵熟成させた発酵調味料「ナンプラー麹(こうじ)」は2022年、都内百貨店の催事でも販売した。

 「より親しみやすく用途が広がるように」と「魚麹(さかなこうじ)」に改名し、姉妹品として「魚麹ラー油」「魚麹スパイスカレー油」を新たに開発。そごう千葉店や同市内の「里のMUJIみんなみの里」で販売を始めた。

 ただ、通販や卸先の店では試食ができず、「どうやって食べるの?」という質問が寄せられるようになったことから、「定期的に店を開いて、そこで自社の製品を味わってもらう場を設ければ気軽に商品を知ってもらえるのでは」と考えるようになったという。

  同店では販売のほか、試食も兼ねて、地元の野菜や平飼い有精卵を使った「せいろ蒸し定食」をはじめ、日替わりのランチメニューを提供する。

 小野さんは「房総の自然に根差した手仕事の食品加工品作りを通じて、人も地球も健やかになる食の営みを作りたい。郷土料理の継承にも積極的に取り組んでいきたい」と話す。

 営業時間は12時~16時。火曜~金曜定休。イベント出店やワークショップ開催時は臨時休業あり。

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