買う

大多喜「夷隅神社朝市」 江戸時代からの歴史つなぎ、地域交流の場に

自ら育てた新鮮な野菜やしいたけ、餅、加工品などを生産者が直接販売する(写真提供=Yellow)

自ら育てた新鮮な野菜やしいたけ、餅、加工品などを生産者が直接販売する(写真提供=Yellow)

 大多喜町で江戸時代から続く朝市「夷隅神社朝市」が5月20日、夷隅神社(大多喜町新丁)で開催された。

朝市会場である「夷隅神社」の境内に常連客が立ち寄りにぎわう様子(写真提供=Yellow)

[広告]

 江戸時代の定期市「六斎市」の流れを受け継ぐとされる同朝市。現在は、毎月5と10の付く日に開かれ、野菜やきのこ類、加工品、切り花など地元生産者が集まり店を並べる。毎回参加する生産者は「神社ならではの穏やかな空気の中で出店できるのが魅力」と話す。

 今回、常連出店者に加え新たな顔ぶれも参加。大多喜町地域おこし協力隊として竹の加工に取り組む岡本悠佳さんと同町にUターンした宇佐美とよみさんによる竹ぼうきの販売ブースでは、地域資源の竹を活用した商品を販売。岡本さんは「朝の夷隅神社はすがすがしく、とても気持ち良かった。新参者の私たちを快く受け入れてくださり、温かい雰囲気にホッとした。普段竹ぼうきを使っている方の生の声も聞くことができ、今後の参考になった。今後は商品の種類を増やし、竹かごなども販売していけたら」と話していた。

 収穫時期を迎えた大多喜町産の食香バラ「大多喜ローズ」も期間限定で販売。「地域の朝市を盛り上げるとともに、町の事業として取り組む食香バラを町民にも身近に感じてもらおう」と企画し、摘み取ったバラを量り売りで販売した。会場には「大多喜ローズ」を求めて初めて来場する人の姿も見られた。

 長年通っている常連客も多く、情報交換など会話を楽しむ様子も見られ、「ここで売っている野菜はとても新鮮なのに価格も安くてありがたい」「普段は魚屋も来ている」など、朝市に初めて訪れる人に声をかける人もいた。

 朝市を取りまとめる森生花店店主の麻生清美さんは「長年続くこの朝市を地域の人たちと共に続けてきた。いつものお客さまも大切にしながら、新たな出店者やお客さまを増やせるよう呼びかけを行い、新しい出店者や若い世代にも関わってもらいながら、朝市がもっとにぎわっていけば。まずは足を運んでもらえたら」と来場を呼びかける。

 次回は5月25日に開催。時間は8時~10時30分ごろまで。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース