大多喜町小田代の高台にあるバラ畑で5月11日、食べられるバラ「食香バラ」が収穫の時期を迎え「大多喜ローズウィーク」が始まった。
つぼみの食香バラ。「二分咲き」が収穫に適した状態(写真提供=Yellow)
食香バラは2024年、同町役場農林課の取り組みとして植え付けを開始。大多喜町産の食香バラを「大多喜ローズ」として、「豊華(ほうか)」「唐華(とうか)」「紫枝(ずず)」の3種類を栽培している。いずれも「食べるためのバラ」として育ており、最大の特徴はその香り。特に、日の出とともに花が開き始める時間帯が最も香り高いとされる。
収穫は朝5時ごろに開始。朝の太陽の光が当たると花が開き始め、香りも変化してしまうため、最も香りが高い「二分咲き」ほどの状態で丁寧に摘み取る。収穫に参加したスタッフは「普段、この時間に早起きして作業することはないが、朝の空気がとても気持ちが良い。皆で話しながら摘み取りする時間が楽しい」と話す。
収穫した食香バラは町内の飲食店などに出荷。「ジェラテリア山猫」では期間限定でローズジェラートやローズコンフィチュールを販売するほか、「寺の下cafe cocoro」ではローズスコーンなどを提供する。大多喜町農林課大多喜ローズ担当の新倉さんは「摘み取ったローズは量り売りをしたり、パックに詰めたりして販売も行う。まずは大勢の人に知ってもらえる機会になれば。今後は加工や販路も広げていきたい」と話す。
今年で3年目を迎えたバラ畑は、昨年に比べて花付きも良くなり、今年から期間を延ばして摘み取り体験を開催。観光庁登録観光地域づくり法人「わくわくカンパニー大多喜」で企画し廃校を活用した「MUJI BASE OIKAWA」とも連携し、摘み取り体験やワークショップを開く。
企画を担当するスタッフは「今回の大多喜ローズウィークは、大多喜町の多くの事業者の皆さんやスタッフに協力していただいている。摘み取り体験初日から大勢の参加者に来ていただいている。期間中は、日曜限定でワークショップ付きの摘み取り体験も開く。多くの人に楽しんでもらえたら」と参加を呼びかける。
摘み取り体験は毎週土曜・日曜・月曜に開催。料金は3,900円。限定ワークショップ付き・摘み取り体験は日曜のみ開催。料金は8,300円。いずれも要事前予約。今月31日まで。