勝浦市の山側エリアのキャンプ施設「BLACKRAMS（ブラックラムズ）」（勝浦市貝掛）で10月15日、子育て企画「全力で遊ぼう」と子ども食堂をかけ合わせたイベントが開催される。

手作りプール体験も

　勝浦市に移住してきた子育て中の3家族が中心となって企画。実行委員長でブラックラムズ代表の斎藤さんは「勝浦の山側エリアでは小学生は山を越えて通学する。放課後に友達の家に行くのも一苦労」と移住してきて実情を知った。

　「いつか、山側エリアに子どもたちが自由に集える公園を作りたい」という斎藤さんが掲げる目標に共感した移住者の石田さん一家、養蜂農家の中林さん一家がと共に企画した。

　「子どもたちを全力で遊ばせられる企画を立ち上げたい」と3月に始めた「全力で遊ぼう」は6月に開催した2回目から「子ども食堂」も併設。2か月に1度の間隔で開催し、10月の開催で4回目を迎える。

　16時頃に始まる子ども食堂のメニューは「流しつけ麺」。夏休みに開いた8月は旅行などで参加者数が少なかったものの、「流しそうめん」を用意。今回は、多くの要望を受けて秋らしい「流しつけ麺」を用意することにした。

　食材は農家からの寄付や参加者らの持ち寄り。子どもたちとの遊びメニューは国際武道大学の学生で、将来子育てや教育関係に就職希望している学生が担当する。

　「移住者や若い人たちが地域とつながるきっかけになってくれれば。山側エリアと海側エリアが子どもたちを通じてつながることを期待している」と斎藤さん。

　開催時間は14時～17時30分。参加費は、大人＝300円、子ども＝100円。