「かつうらビッグひな祭り」開催に合わせ、多数のキッチンカーが集う「キッチンカーもやってくる」が2月23日、勝浦市旧市役所通りで始まる。

遠見岬神社のおひな様設営に同イベントスタッフも手伝った（写真提供＝#推し勝 実行委員会）

　同イベントは、主催者の北崎匠さんが「勝浦にないものを呼んで、地元の子どもたちに楽しい思い出を作ってあげたい」という思いから2022年10月より定期的に開き、今回で6回目を迎える。「かつうらビッグひな祭り」に合わせての開催は2回目となる。

　北崎さん含め、同イベントに関わるメンバーは10～20代前半の地元の若者たち。「近年、人口減少や働き手不足の問題に直面している当市において、地元の若い子たちに大きなイベントに参加したという体験と、地元のために何かできたという達成感や喜びを感じてもえたら」と開催を重ね、現在までに延べ15人名以上のスタッフを起用した。「イベントごとにスタッフを変えることで新鮮なアイデアなどが浮かぶ」という。

　「将来、勝浦に残って良かった、都会へ行ってもまた勝浦へ帰りたいと思うきっかけになれば」とも。

　小学生に縁日での屋台の手伝いをしてもらうなど、次世代への働きかけを積極的にしてきた北崎さん。スタッフも増え、任せることも増えてきた。今回は、SNSの更新、当日の会場誘導、ドリンクの販売など、多くの現場を任せる。「とても真面目な子ばかり。スタッフも自分も成長を感じる」と、北崎さん

　北崎さんは市内の大学を卒業後、昨年4月、「旅館松の家」に入社。日々の体験から地域の人たちへの感謝を感じているという。「自分は移住者だが、まず地元の人を大切にしたい」とも。

　「今回は、開催日ごとに違うキッチンカーが並ぶので、週末の楽しみにしてもらえたら。街を巡りながら思い思いのひな祭りを楽しみ、勝浦という街の再発見のきっかけになれば」と参加を呼びかける。

　開催は、2月23日～25日、3月2日・3日の10時～15時。